2010年 11月 14日
アンチエイジング医学最新情報 |
最近の有名な雑誌に慶応大学医学部のT教授が投稿している内容が興味深かったので、ご披露いたします。
日本人の平均寿命は、2000年前18歳、江戸時代30歳、戦後直後50歳、現在83歳と寿命が延び続けている。一方、老化や加齢のメカニズムを解明して、寿命の限界に挑む「アンチエイジング医学」の研究も急速に進んできている。今では「日本抗加齢医学会」もある。
そこで、最新の「長生きの秘訣」について発見された内容は
1、カロリス仮説(カロリー制限)
バランスのとれたカロリー70%の食生活と血糖値を上げない生活習慣の維持。
血糖値を下げる役目の「インシュリン」は,糖の処理に必要だが老化も促進させる。
また、食後に適度な運動で血糖値を下げることも有効。
2、酸化ストレス仮説
老化とは細胞が酸化すること。活性酸素が出にくい生活の維持。具体的には、
紫外線、タバコ、化学物質など「酸化ストレス」を直接引き起こす要因を避け、
水をよく飲んで酸化物質を体外に積極的に排出すること。
果物や野菜に含まれるビタミン、ミネラル等の抗酸化物質を摂取する。
また、運動は一見すると「酸化ストレス」を増加させるが、結果的には
「酸化ストレス」と戦う機能を鍛えるので欠かせない。
3、ごきげん仮説・・・論証はこれから
100歳以上へのインタビュー調査の結果、「明るく前向きにごきげんに
生きてきた方」が実に多い。
今後の課題は、「長生き」と「ごきげん」の因果関係、相関関係を明確にすること。
もう一つはごきげんは何に寄って決定されるか?を見つけること。
*「ごきげんサイエンス」の近年の研究成果
(1)何が自分にとっての「しあわせ」や「ごきげん」を決めるのか、他人の基準に
惑わされずに見極めることで、そうしなければいつまでたっても「しあわせ」
や「ごきげん」を掴むことはできない。
(2)ごきげんを左右する2大要素
①睡眠・・睡眠不足だと人は確実に不機嫌になる
②上司・・部下に対する拘束の度合い。上司が仕事に口を出せば出すほど
「不機嫌な時間」が増える。結婚の幸せは「上司」の比ではない。
40歳以上の女性になると、独身の方が「不機嫌時間」が少ない。
また、幸せは伝染するそうで、幸せな人たちは自然に集まって繋がって
おり、逆に不機嫌な人も集まるので、「ごきげん」になるためには率先して
「ごきげん」な人の周囲に行った方がいいとのこと。
また、笑顔のサイエンスというのがあり、人間は楽しいことがなくても
笑顔を作るだけで脳がだまされて、本当に楽しいことが起きた時のような
反応をする。
従ってどんな時でも笑顔を作っていれば自分の力で「ごきげん」や「幸せ」
な状態を作り出すことが出来るとのこと。
以上の仮説では、アンチエイジングの秘訣は結論として
「食事」「運動」「ごきげん」ということでした。この年代の真っ只中にいる
私にとってはとても重要な命題であり大変興味深く一読いたしました。
これからは「笑顔」で「ごきげん」な生活をしましょう。
日本人の平均寿命は、2000年前18歳、江戸時代30歳、戦後直後50歳、現在83歳と寿命が延び続けている。一方、老化や加齢のメカニズムを解明して、寿命の限界に挑む「アンチエイジング医学」の研究も急速に進んできている。今では「日本抗加齢医学会」もある。
そこで、最新の「長生きの秘訣」について発見された内容は
1、カロリス仮説(カロリー制限)
バランスのとれたカロリー70%の食生活と血糖値を上げない生活習慣の維持。
血糖値を下げる役目の「インシュリン」は,糖の処理に必要だが老化も促進させる。
また、食後に適度な運動で血糖値を下げることも有効。
2、酸化ストレス仮説
老化とは細胞が酸化すること。活性酸素が出にくい生活の維持。具体的には、
紫外線、タバコ、化学物質など「酸化ストレス」を直接引き起こす要因を避け、
水をよく飲んで酸化物質を体外に積極的に排出すること。
果物や野菜に含まれるビタミン、ミネラル等の抗酸化物質を摂取する。
また、運動は一見すると「酸化ストレス」を増加させるが、結果的には
「酸化ストレス」と戦う機能を鍛えるので欠かせない。
3、ごきげん仮説・・・論証はこれから
100歳以上へのインタビュー調査の結果、「明るく前向きにごきげんに
生きてきた方」が実に多い。
今後の課題は、「長生き」と「ごきげん」の因果関係、相関関係を明確にすること。
もう一つはごきげんは何に寄って決定されるか?を見つけること。
*「ごきげんサイエンス」の近年の研究成果
(1)何が自分にとっての「しあわせ」や「ごきげん」を決めるのか、他人の基準に
惑わされずに見極めることで、そうしなければいつまでたっても「しあわせ」
や「ごきげん」を掴むことはできない。
(2)ごきげんを左右する2大要素
①睡眠・・睡眠不足だと人は確実に不機嫌になる
②上司・・部下に対する拘束の度合い。上司が仕事に口を出せば出すほど
「不機嫌な時間」が増える。結婚の幸せは「上司」の比ではない。
40歳以上の女性になると、独身の方が「不機嫌時間」が少ない。
また、幸せは伝染するそうで、幸せな人たちは自然に集まって繋がって
おり、逆に不機嫌な人も集まるので、「ごきげん」になるためには率先して
「ごきげん」な人の周囲に行った方がいいとのこと。
また、笑顔のサイエンスというのがあり、人間は楽しいことがなくても
笑顔を作るだけで脳がだまされて、本当に楽しいことが起きた時のような
反応をする。
従ってどんな時でも笑顔を作っていれば自分の力で「ごきげん」や「幸せ」
な状態を作り出すことが出来るとのこと。
以上の仮説では、アンチエイジングの秘訣は結論として
「食事」「運動」「ごきげん」ということでした。この年代の真っ只中にいる
私にとってはとても重要な命題であり大変興味深く一読いたしました。
これからは「笑顔」で「ごきげん」な生活をしましょう。
by s-calaf
| 2010-11-14 15:25
| 雑感